懐古屋

ゲーム(主に対戦格闘ゲーム)やプロ格、フィギュア等々いろいろ懐古する

幻魔大戦(1983年)

原作:石ノ森章太郎平井和正氏との共作)、監督:りんたろう(スタッフクレジットでは「りん・たろう」と表記)、
キャラクターデザイン:大友克洋、と錚々たる名前が並ぶ角川アニメとしては第一作目の映画。
ゲスト声優として江守徹さん(ベガ)、美輪明宏さん(フロイ)、穂積隆信さん(カフー)、原田知世さん(タオ)なども脇を固めています。
原田知世さんは角川所属でしたからその関係での出演だと思いますが、当時15歳前後であろう彼女の声は今現在とは違う感じで少し驚きでした。
(元気な女の子役ということもあるかもしれませんが。)
宇宙のあらゆるものを破壊することだけを目的とした「幻魔」という存在に対して地球を守るべく戦いに挑むエスパー達の活躍を描いています。

おのれぇー

本作の主人公、東丈。年の離れた姉が母親代わりのような存在で軽くシスコン入ってます。CVは古谷徹さん(「聖闘士星矢」星矢役など)。
主人公の名前についてどこかで聞いたことあるなぁと思っていましたが、KOFに同じ名前のキャラがいましたね。「東」の読みが違うけど。

ソニーと交信して何か聞き出せませんか?

ベガ&ルナ。ルナは衣装や髪型(髪色も)が途中で変わったりしていて意外と余裕があるのかな?という感じです。大友さんの描く女性っぽい。
CVは小山茉美さん(「機動戦士ガンダムキシリア役など)。因みに古谷徹さんとは元ご夫婦でこの映画が公開された年に離婚されてます。

チッチッチッ、問題にならんね。これくらいのことは出来んのかね?

地球壊滅作戦の最高司令官カフー。行き倒れた丈がカフー超能力研究所に運び込まれたとき殺す機会はあったのに何故実行しなかったのだろう?
その後のザメディの言動からどうやら丈を仲間に引き入れようとしていたみたいですが、早めに始末しておけばよかったのにね…。

消えてゆく…星々が次々と消え去ってゆく…うっぅぅ

物語の狂言回しである女占星術師。初めて見たときは幻魔より怖かったのを憶えてます。いきなり顔のドアップから始まるもんなぁ…。
声を務めているのは女優の白石加代子さんです。

 

地球を守るサイオニクス戦士たち…映画の中では当たり前のように使ってる「サイオニクス」って一体どういう意味なんでしょうかね?
雰囲気で「サイキック」のことだろうなぁとは感じますが、言葉自体を検索しても全然関係ない暗視スコープの事しか出て来ません。
この映画では地球壊滅作戦の最高司令官であるカフーまでは倒してますが、元凶である幻魔大王との戦いはまだ始まってません。
実は原作のほうも幻魔大王との戦いの前に打ち切りになっているらしいです。
その後再度共作で「新幻魔大戦」(漫画+小説)が作られたり、平井氏単独で「真幻魔大戦」(小説)を執筆したりと色々な展開を見せています。
(いずれも映画や元々の原作の続きというわけではなく、パラレルワールド的な物語みたいです。)