私は深夜アニメについてはかなり疎いです。「涼宮ハルヒの憂鬱」も「涼宮ハルヒの消失」も実は数年前に再放送で観ました。
話題に上るのも何となく分かりましたが、「エンドレスエイト」の時には若干心折れかけましたね。（エイト…8週これが続くのか、と。）
映画「ーの消失」の方の簡単なあらすじを言うと、ある日突然ヒロインの涼宮ハルヒがいない世界に主人公キョンが迷い込み、
しかもキョン以外は誰も涼宮ハルヒが存在していたことすら知らないという所から物語が始まっていきます。
後にハルヒを見つけ出すキョンですが、ハルヒの「世界を改変する力」は失われていました。
果たして彼はその世界で生きていくことを良しとするのか、あるいは元の騒がしい日常に戻ることを願うのか、という点が一つの見所です。
そして最大の見所はそもそも誰が「涼宮ハルヒのいない世界」を作り出したのか、という点ですね。（TVシリーズ最終回伏線になってる？）
この映画自体は162分と通常のアニメ映画より長めですが、殆ど気にならないくらい引き込まれました。
ヒロインの涼宮ハルヒ。ただ本作では活躍する場面はいつもより少なめです。この映画では違う学校の制服を着た彼女も見ることができます。
声を務めるのは平野綾さん（「DEATH NOTE」弥海砂役など）。
勇気を出して渡した入部届を突っ返されて悲しげな表情の長門有希（CVは茅原実里さん（「天上天下」棗亜夜役など））。切ない場面です。
世界改変後の彼女は無表情から一変、表情豊かな一面を見せます。前日には「明日も部室に行っていいか？」と聞かれ笑顔も見せていたのに…。
唯一のサービスカット（？）。朝比奈みくるもこの映画では出番は少なめ。大人バージョンのほうが出番多いかもしれません。
みくるは後藤邑子さん（「さよなら絶望先生」小節あびる役など）が担当されています。
一度は有希によって消滅させられた朝倉涼子でしたが、改変後の世界で復活。有希のため世界の再修正を阻もうとします。
朝倉涼子のCVは桑谷夏子さん（「戦国BASARA」かすが役など）。
キョンのCVは杉田智和さん（「七つの大罪」エスカノール役など）、古泉のCVは小野大輔さん（「黒子のバスケ」緑間役など）です。
序段で涼宮ハルヒの「世界を改変する力」は失われていたと書きましたが、それは後々説明されてわかることで
キョンがハルヒを見つけた時に彼女が「力」を失っているかどうかわからなかったはずなので全て正直に話したのは危険だったのでは？
みくるや有希や古泉が未来人や宇宙人や超能力者ではなくなっている様子からハルヒも普通になったと判断したのかもしれませんが…。
ところで私は「涼宮ハルヒシリーズ」のライトノベルは全く読んでませんが、全てアニメ化されたわけでなはいみたいですね。
この映画もそれなりにヒットしているようですし、何故その後アニメ化されていないエピソードを映像化しなかったんでしょうかね。
やっぱり「エンドレスエイト」が批判を浴びたからかな？京アニ放火事件はずっと後のことでしたし…。
