懐古屋

ゲーム(主に対戦格闘ゲーム)やプロ格、フィギュア等々いろいろ懐古する

未来少年コナン(1978年)

コナンと言えば「名探偵」より「未来少年」のほうが印象に残ってます。もう半世紀ぐらい前の作品ですけど今でも全然視聴に耐えますね。
言うまでもないくらいの名作アニメで宮崎駿氏が実質の監督を務めています。
個人的には演出が光る作品だなぁと感じています。(例えば、ウィンチで釣り上げられていくラオ博士を救うシーンとか)
コナンのTV放送が終了したあと、監督は続編を映画でやりたかったみたいですけど提案即却下で実現はしませんでした。(資金面の問題?)
代わりに作られたのはストーリーを若干改変し、TV版の絵を継ぎはぎで使用したダイジェスト版のような映画でした。
宮崎監督のクレジットは御本人の意向で外されたようです。
もしも、監督の希望通り続編が制作されていたらどのような内容になっていたのかとても気になります。(レプカが実はまだ生きていたとか…)
いずれにしても宮崎駿初監督作品として名作になっていたことでしょう。
但しその場合、翌年公開の「カリオストロの城」が無くなるか別の監督による作品になっていた可能性もあるので痛し痒しの感ではありますが。

うまくいったら後から来て!(第24話「ギガント」)

飛んでいる飛行機の翼の上を疾走…それまでの超人的活躍がなければ「そんなバカな…」と思ってしまうでしょうね。
CVの小原乃梨子さん(「うる星やつら」おユキ役など)はコナンのような強い男の子からのび太のようなひ弱な男の子まで幅広い声優さんです。

コナン?…コナン!(第5話「インダストリア」)

三角塔での再会は感動しますね。ただ、立てる場所のない窓の外に人がいたら先ず悲鳴を上げそうな気もしますけど…。
ラナのCVは信沢三恵子さん(「サマーウォーズ」陣内万理子役など)。

焼かない方がよかった?(第14話「島の一日」)

このセリフは笑えますね。(ジムシィの声を担当している青木和代さん(「めぞん一刻」一の瀬役など)がいい味出してます。)
コナンには繰り返しの使用でギャグ化したような台詞もあります。ジムシィ「いいなぁ」、モンスリー「バカねっ」、レプカ「狼狽えるな」等。

美しい…綺麗だ…本当に綺麗だよ。(第26話「大団円」)

珍しいマジ顔のダイス。この後恥ずかしそうにモンスリーの「バカねっ」が入ります。彼女の超変心ぶりが物語のキーポイントでしょうか?
ダイスCVは永井一郎さん(「じゃりン子チエ小鉄役など)。モンスリーCVは吉田理保子さん(「まいっちんぐマチコ先生」マチ子役など)。

 

最後にトリビア的なことを一つ挙げておきます。
ルーケ役は田中秀幸さん(「キン肉マンテリーマン役など)が務めているということになっていますが、
実は初登場時(第12話「コアブロック」)だけは安原義人さん(「北斗の拳」ジュウザ役など)が声を当てています。
この回のエンドロールではルーケ役が誰なのか明確に記されていませんが、その他声優陣中に田中さんの名前はなく安原さんの名前はあります。
(というか、声を聴けば明らかにそうですが…)
ルーケ再登場時に安原さんが何らかの理由で出演できなくなり、チート役を務めていた田中さんに白羽の矢が立ったという感じでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

AパートとBパートの間にパタパタと共に使われているブリッジ映像(↑)とそのフィギュア(↓)。